貯水槽清掃、消毒と同様に「給水施設点検」は必要不可欠です。人間にたとえると“心臓”です。この給水施設にトラブルが発生すると、ふだん気に掛けていないさまざまなトラブルが発生し、最悪 “断水事故” となります。このような事態を事前に防ぎ安心できる “「水」生活” をおくるためにも、定期的に「給水施設点検」を行う必要があります。いつでも安全で衛生的な水を供給するためにも定期的な貯水槽清掃が必要です。
事例
給水施設点検を定期的に行っていれば未然にトラブルを防ぐ事ができた事例をご紹介します
事例01
水槽の老朽化で漏水し始めているのに気づかず、大きな事故となり水槽本体ごとの交換となった。
点検による早期発見で漏水止め修繕で済んでいたかもしれません。
貯水槽の状態を点検します。
<点検項目>
・周辺は清潔か
・ひび割れ、水漏れはないか
・マンホール、蓋の施錠
・オーバーブロー管の防虫網
・通気管の防虫網
・水槽本体の状態 等々
事例02
通気、オーバーブロー管の防虫網が無くなっていたため、
水槽内に害虫が入り 衛生的に大変な事態となった。
定期的な点検があればこのような不衛生な問題は起きなかったでしょう。
ポンプ・モーターを点検します。
<点検項目>
・ポンプ本体の外観(腐食等)
・振動、異音はないか
・ベアリング、メカニカルシール、グランドパッキン
・チェッキ弁
・スルース弁
・圧力、電流、電圧計の指示値
・絶縁抵抗の測定 等々
事例03
給水ポンプより水漏れ・異音に気づかなかったため、給水ポンプユニットごとの交換となった。
事前に発見していれば部品交換で済んだかもしれません。
ポンプ・モーターを点検します。
自動制御装置を点検します。
<点検項目>
・自動給水ポンプの作動状態
・圧力スイッチ、圧力センサー、圧力タンク
・マグネットスイッチ
・フロートレススイッチ
・各表示ランプ 等々